過去の研究会での発表

いじめ
1月25日、愛媛県八幡浜市松柏中学校2年の女生徒がいじめを苦に自殺したという事例でも、教師たちは最善を尽くしていたと思う。しかし、最後は生徒の判断である。だから、普段が大事である。生きていくことのすばらしさ、かけがえのない命の大切さなど、道徳、学活の時間はもちろんのこと、あらゆる場面で、生存権を感じさせられるような指導を心がけたい。
・困難を乗り越えていくことが成長なんだ。
いじめの発見は難しいが、あらゆる努力は必要である。
・「どうして親や教師に話さないんだ」という前に、自分は話せる相手か。
・よく観察しているか(待ちの姿勢では)
(給食や清掃、放課後などにいじめは現れやすい、そして情報交換を)
・普段からコミュニケーションはとれているか
・信頼されているか(よけいに悪くなる)ラポール
・相談できる環境は整っているか
・「いじめはない」と言って生徒を圧迫していないか
・生徒の声:「先生に言うと自分も悪いと言われそうで何だか怖い。
そう言われると話が続かなくなってしまう。先生は常に正しい方へ進んでいく。
それが正しいことだと自分でもわかっているけど、完全に味方になってくれるかどうか不安だ」
・いじめの程度にもよると思うが、まずは、『全面的な受け入れ』が大事。
(スクールカウンセラーは叱ったり、説教したり、決めつけたりしない)
・生徒は「恥ずかしいこと」と思っている。
・集団生活では、個人の価値観や考え方が違う以上、対立することは当たり前のことである。
決して恥ずかしいことではない。
・いじめは必ず起こり得ることであり、誰にでも起こることである。
(いじめと犯罪は無くならないという意見もあるぐらい)
・教師や親はどうだろう。(いじめはしないか)
学校と家庭、小・中の連携を強化する。(関係諸機関なども)
・卒業式まで、親は知らなかったなど。
・一人でしょい込んでしまわない。
・生徒たちはさまざまな個性を持っている。指導する側もさまざまで良い。
(話し合い、より良い指導、チームワークの重要性)
・共通した認識が必要。(他のクラスに入っていくのは怖い)
(具体的に取り組むのは担任だが、共通理解が必要である)
相談できる人間関係が大事である。
・友だちの存在が大きい。(理由はどうあれ、完全に見方になってくれる)
・親子のコミュニケーション。
(何も言わなかったから知らなかったでなく、気がついて聞いてもいいのである)
教育的配慮が必要である。
・担任の先生が毎年変わる。
・仲の良かった友だちと、クラス替えで別々になる。
・事後指導を気長に、そして最後まで責任を持って。(「その後どうだ..」)
(処理後から指導が始まるというぐらいのつもりで取り組む)
最後に締めくくりとして
原点(基本)は何だろう。
・難しいことは何もない。
「死のうかと思ったこともあるけど、お母さんの泣き顔を思い浮かべると、とてもそんなことはできないと思った」
(人間愛、生徒愛、家族愛、これがすべてである)

今後の課題として、他のクラスにもどのように広めていけばいいだろう。(下地づくり)
  平成7年度の研究会での私の発表原稿

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