新潟県上越市立春日中1年、伊藤 準君の遺書全文 (1995年11月28日公表)固有名詞は伏せています。
家族の皆様、さきだつ僕をおゆるし下さい。僕はお父さんにおこられて家にこなくなった〇〇君、〇〇君、〇〇君、他に〇〇君、〇〇君に学校でいじめられていました。みんなたった1日で態度がかわり、皆、僕を無視しはじめました。
そうじの時間はトイレで服をぬがされたり、水をかけられたりしました。いたずら電話もよくありました。僕がでると受話器をとったとたんきれてしまいました。またお金のふんしつはしょっちゅうありました。五百円玉を2枚持っていくと、帰りには1枚になっています。このようなことが続き、今では五千円近くうばいとられました。まだまだありますが、僕はもうがまんができなくなりました。
学校へ行っても友達はいますがその友達に僕を無視させたりしていそうでとてもこわいのです。生きているのがこわいのです。あいつらは僕の人生そのものをうばっていきました。僕は生きて行くのがいやになったので死なせて下さい。それからお父さん。自転車買ってくれて本当にありがとうございました。まだ一週間も乗っていないけど本当に感謝しています。自転車は〇〇ちゃんにでもやって下さい。
あいつらは〇〇君やいろんな人をいじめていました。〇〇などはまだその、いやそれがどれほど悪い事なのか分かっていないようで僕がぎせいになります。僕のまだきれるコートや服は〇〇ちゃんや〇〇ちゃん、〇〇君などにあげて下さい。僕の物なんかとっていてもしかたがないのでそうして下さい。バスケットボードは〇〇君にあげて下さい。家族の皆さん、長い間どうもありがとうございました。
平成7年11月23日
春日中一年五組三番 伊藤 準
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